葉酸と結腸癌、その検査と危険因子
私たちの体に重要な役割を持つ葉酸ですが、様々な病気に対する予防効果があると言われています。それは、もちろん結腸癌に対しても言えます。ではもう少し詳細を見てみましょう。結腸癌は早期発見が鍵と言えます。大腸癌は早期のうちに発見し、患部を取り除けば、ほぼ100%完治する癌です。このため、年に一度の免疫便潜血検査はとても重要です。便潜血反応検査で陽性と出た場合、大腸X線検査や大腸内視鏡検査が行われます。ポリープがあれば、内視鏡でポリープ全体か部分を採取して、組織検査を行い良性か悪性かを診断します。では癌になる危険因子はどうでしょう。大腸癌に罹る家系、特に55歳以前の罹患や癌の多発の場合にはそのリスクは著明です。年齢として大腸癌に進行するリスクは年齢とともに増加します。その多くは60歳代から70歳代で発症しますが、過去に卵巣癌、子宮癌、乳がんに罹患した既往歴を持つ女性は、大腸癌に進行するリスクが増大します。家族性大腸腺腫症は全大腸切除を施されない場合にはほぼ100%が癌に進行します。潰瘍性大腸炎は長期罹患で寛解がコントロールされていない症例に多く、全大腸切除を施されない場合には25年後、およそ30%が大腸癌となります。また、喫煙者は非喫煙者よりも大腸癌で死亡する傾向があります。過去、新鮮な果物や野菜をとり、動物性の食肉を減らすと大腸癌のリスクが低減すると言われきましたが、最近の研究調査では否定的な結果が出ています。つまり野菜・果物をよく食べる人の大腸がん発症リスクは食べない人とほぼ同じであり、肉を良く食べる人でも、大腸がん発症リスクは高くならないということです。食物繊維は摂取量が極端に少ない人に限ればリスクが高くなるものの、それ以外の場合は関係がないと考えられています。いずれにしても極端に栄養の偏った食生活は辞めるべきでしょう。そして葉酸をはじめ、様々なサプリメントを効果的に利用したいものです。
