一般に脳卒中という場合は、脳梗塞・脳出血・くも膜下出血の総称です。脳卒中は、癌、心疾患に次いで日本人の死因の第3位です。かつては日本では脳出血が多かったのですが、生活習慣の変化により脳出血が減少し、脳梗塞が増加してきています。脳梗塞は、脳の動脈が血栓や脂肪塊などにより血液が流れなくなった状態で、酸素や栄養の供給が止まり脳細胞が死んでしまいます。脳梗塞には脳血栓と脳塞栓の2通りがあります。脳血栓は動脈硬化の基盤の上に血栓が形成されることが多く、脳塞栓は他の場所から血管を閉塞する物質が血流に乗って運ばれ、脳血管を閉塞するものです。脳梗塞が脳血栓によるものか、脳塞栓によるものかを診断するのは困難ですが、病変の起きた部位を確認するために、MRI検査は有効です。脳塞栓が疑われる場合は、頚動脈超音波や心電図検査を行います。症状として、言語障害、手足の運動障害、半身麻痺、しびれ、めまい、感覚の低下、意識障害などですが、まったく症状のない脳梗塞もあり、MRI検査などで偶然発見されることもあります。これはラクナ梗塞と呼ばれる10mm前後の小さな脳梗塞で、高血圧などの基礎疾患がある場合に多く、とくに睡眠時に脳の細い血管が詰まるタイプです。脳梗塞は、脳出血に比べ再発の頻度が高く、小さな梗塞といえども何度も繰り返していると、脳の萎縮や痴呆の原因にもなります。脳梗塞の危険因子として、60才以上の人、脳卒中の家族歴のある人、高血圧、糖尿病、高脂血症などの生活習慣病をもっている人、喫煙、大量飲酒、ストレスなどがあります。脳梗塞の再発を防ぐには血液をサラサラにして血栓を作らないようにすることが大切です。そのために抗血小板薬などの薬を服用して血栓が出来にくくします。他にも肥満、高血圧、高脂血症、糖尿病などの生活習慣病の予防、適度な運動が重要です。葉酸は一般的に血管系の病気に対する予防効果があると言われています。生活習慣の見直しとともに、ぜひサプリメントなどでその効果を試してみると良いでしょう。
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葉酸と心血管系疾患:脳梗塞
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