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葉酸と神経管閉鎖障害、その概略

神経管閉鎖障害とは、どのようなな疾患でしょう。神経管閉鎖障害とは、脳や脊髄などの中枢神経系のもととなる神経管が作られる妊娠の4~5週ごろに起きる先天異常です。我が国では、出生した赤ちゃん1万人に対し約6人の割合でみられます。神経管の下部に閉鎖障害が起きた場合、これを「二分脊椎」といいます。二分脊椎の起きた部位では、脊椎の骨が脊髄の神経組織を覆っていないため、神経組織が障害され、下肢の運動障害や膀胱・直腸機能障害がおきることがあります。神経管の上部で閉鎖障害が起きると、脳が形成不全となり、これを「無脳症」といいます。無脳症の場合、流産や死産の割合が高くなります。こうした危険から厚生労働省は2000年、二分脊椎症など先天性神経管閉塞症の防止しようと、妊娠適齢期の女性すべてに対し、緑葉野菜や豆類など葉酸を多く含む食品を食べ、1日に400μgの葉酸を摂取するよう勧告しました。

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